錫杖岳3ルンゼ


山行日:2月28日

メンバー:宮川、寺澤(昌)


2/27(金)21:30京都発−3:00槍見温泉駐車場(仮眠)

2/28(土)7:20発−10:00クリヤ岩小屋(デポ)−11:303ルンゼ取り付き−14:30登攀終了−15:30取り付き−16:00クリヤ岩小屋(デポ回収)−17:30槍見温泉駐車場


 数時間の仮眠のあと、駐車場を出発。どうもお互い体調が今ひとつではあったが、あせる必要もないので休み休み歩く。錫杖沢手前で1ルンゼの氷がどかーん!と見えてきた。圧巻ではあったが、ここ2週間の天気の良さでかなり状態は悪そうだった。クリヤ岩小屋に着き、あまりのポカポカ陽気にマットを広げてお昼寝したい衝動に駆られたが、翌日は天気が下り坂なので今日中に登ることにした。雪もかなり腐ってきて、取り付きまでがかなりシンドイ。

F1、F2は雪に埋まっていて雪壁になっている、団子だらけのアイゼンで歩きにくかった。

F3からそれらしくはなってきたが、見上げるルンゼは「ちょっと、まいったなぁー」といった感じである。左のベルグラを行けると思ったのでロープは出さずに行く。そのまま宮川さんがF4を登っていくが、あまりに悪すぎてクライムダウンしてくる。ここからロープを出した。

F4:Vプラス 寺澤

 宮川さんの行ったラインからトラバースしようと思ったができそうなかったので、クライムダウンする。必死のパッチでビレイ点に戻りルンゼ左のフェースを行く。すかさずアブミを出すが、足がつって往生してしまう。約1時間近くの奮闘的クライミングのち25mでピッチを切る。宮川さんは僕と敗退してくると思い準備万全だったらしい。本来はチョックストーンの中を行くということであったが、雪に埋まっていてよくわからなかった。

F5:W 宮川

 10mぐらい雪壁を登ると始めて氷らしい氷が出てくる。高さ6〜7mぐらいの氷を越えて、もう一段7〜8mぐらいの氷を越えたところでロープがいっぱいになり10mばかり同時登攀をする。前のピッチとは打って変わって快適なアイスクライミングが続く。

F6:W、A1 宮川

 チョックストーンの左をA1で抜ける。氷の発達がよければ、アブミなしで行けたと思う。乗り越しが非常に悪いがそれを越えると、雪壁がコルまで続き潅木でビレイ。P4のキノコ雪が圧巻であった。懸垂4回で取り付きに戻る。記録にはルンゼ登攣でランナーはスクリューでほとんど事足りると書いてあったが、条件的に悪く気持ち程度にしか使わなかった。

クリヤ岩小屋にてデポを回収した後、ぐさぐさの雪に足をとられつつ下山する。槍見温泉横の露天風呂に入るも、2〜3人のおじさんだけだった。「混浴なのに男だけかよ!」とぼやきつつ期待感からちょっと待ってみる。が・・・あきらめて帰路につく。

反省と感想

 我ながら根性なしだなぁと思いました。アイトレもせずに行くこと自体が間違いではあるがもっと冷静な状況判断ができれば、もっと登攀時間は短くできたと思う。例えばもっと積極的に残地支点へフッキングしたり、スタンスとして利用することなどである。至らぬ点は数え切れませんが、思い出の一本となりました。