栂池自然園−小蓮華稜線直下・天狗原−山の神ルート(山スキー)

                                                                                    写真記録

4月16日17日  市村・大森・前田(記)

16日コースタイム

 ロープウェイ駅10:00  休憩11:05-11:30  休憩12:40-12:50 

  休憩13:20-13:30  2460m地点14:15-14:45  駐車場17:10

17日コースタイム

 ロープウェイ駅10:05  天狗原11:25-12:00  山の神下部12:55 

 -13:30  白馬乗鞍スキー場15:15

  今回は初めての山スキー。ゲレンデスキーも初心者の私は、見るも無惨な、目も当てられない、それはそれは哀れな姿だった。


いよいよデビューです。意気揚々と記念撮影

 16日朝、南小谷の駅で市村さんと久々の再会。駆け寄って話に花を咲かせていると、駅員さんが言いにくそうに「あの?乗車券を・・」。市村さんを見つけるなりまっしぐら、大森さんと二人して改札を勢いよく素通りしてしまったようだ。
早速栂池ゴンドラ乗り場へとむかい、身支度をして出発。ゴンドラを降りてからシールをつけ、しばらく平坦な道をゆく。シールの威力に感心するが、やはり慣れないものをつけて歩くのは歩きにくく、方向転換するのがぎこちない。

 休憩をとりつつゆっくり登る。快晴で白馬や雨飾が見渡せる。そしてその景色をバックに上部からテレマークで華麗に滑ってくる人が見える。その姿は圧巻だ。

  標高2,460m付近まで到達したところでシールをはずし、まず市村さんが軽やかに滑っていく。その後を大森さんも難なく滑り降りていくのが見える。私も緊張しつつ滑り出す。が・・

「ЁЙбф?φ@?¥*○??????!!!」・・言葉にならない声を発する。

 ゲレンデとまったく違うのである。うまく滑れるなんてことは思っていなかったが、ボーゲンでそろり、そろりとついていこうと思っていたのに、ボーゲンすらできない。斜面は縦縞になみなみになっていて、そのなみなみに乗り上げては落ち、乗り上げては落ち、となるので体が揺れ続ける。板がまったく自分の思い通りにならず、なんなんだこれはなんなんだこれは?・・と愕然としながらずり落ちて行く。必死で滑り続け、ようやくスキー場にまでおりてきたとたん、快適に滑れるようになる。スキー場ってすごい。今までゲレンデなんてうるさいし・・なんて生意気言ってごめんなさいと心から反省する。
風が強くなってきた・・・のにまだ余裕のメンバー

  しかし喜んだのも束の間、足も肩も腕も消耗しきっていたようで、もはや制御不能状態。しんどかった。17時を過ぎてようやく駐車場着。

  夜はお風呂に行ってからテントで食事し、23時近くまでしゃべってしまった。その間になんとワイン一本が空になっていた。私とOさんは一滴も飲んでいない。・・ということは??

 17日、快晴。しかしものすごい強風で、耐風姿勢をとりつつ天狗原まで登って行く。シールをはがして雪に突き刺し、もう片方の板のシールをはがしていると、突風が吹き、突き刺していた板が倒れて滑り出した。あわてて追いかけるが、どんどん滑って行く。板だけが“持ち主が履いている時よりも華麗に ”滑り降りて行く。私のまっさらの板とビンディングが?と必死でおいかける。青ざめつつも、板やビンディングって片方だけでも売ってもらえるのかな・・と妙に冷静に考えながら走る。少し斜面が盛り上がっているところでようやくとまる。回収出来てよかった。思わず板に頬ずりする。さあ戻ろうと後ろを振り返ると、市村さんたちが米粒のように小さく見える。かなりの距離をきたようだ。昨日、市村さんにシールを外した後は板を流さないようにね、と言われていたにもかかわらずやってしまったことに反省。山で風で装備をとばしたり、ギアを落としたりするのと同じで、絶対にやってはいけないことだ。


白馬乗鞍岳を背に山の神尾根を滑降
 戻ったところで強風の中を滑り出すが風に煽られて恐い。樹林帯に入るとましになり、昨日よりは雪の状態もよく滑りやすい。妙に肩に力の入った不自然なボーゲンではあるが、なんとか滑れる。
 昨日は楽しむ余裕は全くなかったけど、今日は楽しさを実感。・・したとたんに傾斜が急になる。そして木が密集し、木のまわりの雪は解けて穴があいているので、滑れるスペースが狭く、難しい。上にも木はあったが、間隔があいていたのと、もし激突しても私が勝って、木をへし折ってしまいそうな細いものばかりだったのであまり気にならなかった。

 ここからは木をよけながら滑らなくてはいけないのだが、なぜかよけるつもりの木にすいよせられてしまう。この木と木の間に進んで、あの辺りで体重移動しつつターンして、と作戦を練る。一回ターンするごとにとまって、次のターンをし始めるまでに時間がかかる。滑っている間は緊張で息をのんでいるため、止まるとひどく息切れするので、息を整えるのにも時間がかかる。下で止まって待っている市村さんがなかなか降りてこない私を時々振り返って見ているのだが、振り返るたびにほんの少しずつ私の位置が変わっているのでまるで「だるまさんがころんだ」をやっているようだった。

 ようやく白馬乗鞍スキー場が見えてきたところで、ふきのとうを見つける。春を感じて、なんだかほっとする。持って帰って天ぷらにしたい衝動にかられるががまん。15:15に到着。タクシーで栂池まで戻る。

  市村さんに塩尻まで送っていただく。市村さんがすもとさんに塩尻においしいそばやがあると聞いたことがあるとのこと、場所を聞こうとすもとさんに電話するがつながらず、駅前にあったお店でおそばを食べて帰る。心残りだ。

 市村さん、大森さん、さんざんお待たせしてすみませんでした。ありがとうございました。そして川崎さん、山スキーをやりたいという私に、何度かゲレンデに練習に連れて行ってくださり、親切丁寧にわかりやすい指導をありがとうございました。まだまだまだまだまだまだまだ練習が必要なようです。またご一緒させてくださいね。

 このあとは懲りずに御岳、そして鳥海山に行く予定。頑張らねば。