鳥海山(山スキー)写真記録


4月30日 市村・川崎・寺澤(昌)・前田(記)ほか7名

コースタイム

 鉾立山荘5:25 − 1370m地点 6:35-6:45 − 御浜神社7:45-8:00 −七五三掛通過9:10-9:55 −

 行者岳下10:50-11:10 − 新山11:50-12:55 − 905m地点14:00-14:15 − 林道15:25 


 4月28日の夜遅くに京都を出発。29日、10時間かけてようやく秋田の象潟に到着。市村さんやそのお友達、そして寺澤くんと合流し、海鮮丼を堪能してから買い出しをすませて鉾立山荘へとむかう。

  今回は大人数。夜は大宴会となった。市村さんのお友達が山菜をたくさん持ってきてくださっていて、初めて見るものも多く、どれも食感がなんともいえずおいしかった。市村さんはやはりハイペースで飲んでいて、噂に聞く“お地蔵さん”になったところをこれまた初めて見た。


 30日、朝5時25分に出発。雪がなくしばらくは板を担いで歩く。横着してザックにつけず手で持って歩いていたら、けっこう距離が長くてしんどい。スキー板って重い‥。

 ようやく雪で覆われた斜面にでて、早速板をつけてゆっくりと登って行く。初めて登る東北の山、アルプスとはまた違った山容だ。

 天気は良いが御浜神社あたりまでくると、顔が痛いくらいに風が強い。独立峰だからか。七五三掛までは比較的なだらかな斜面が続く。七五三掛のトラバースがちょっといやらしい。そのまま行っている人もいるが私は迷わず板を外してアイゼンにつけかえて通過。その後は少し傾斜が急になり、目指す新山がどんどん近づいてくる。

 あと少し、というところでガリガリになった急斜面がでてきて、登るのにひと苦労。ちょっと急傾斜がでてくると毎回毎回登ったあとはここを滑るのか‥といいう緊張感がつきまとう。川崎さんを見ると「早く滑りたい?」と楽しみで待ちきれない様子。

 あぁ、気持ちに一点の曇りもなく、滑りを楽しめるだけのスキーの腕前がほしい。

目を閉じれば思い浮かぶのは先々週に行った初山スキーで七転八倒した自分の姿。

 11時50分、ようやく山頂。あとは滑るだけ。みなさんさすが山スキーヤー。ここからが本領発揮、お楽しみの時間とあって楽しそう。「人数が多くてわからなくなってしまいそうですけれど、時々私がいるかどうか確認してくださいね」と念をおしてお願いしておく。

 市村さん持参のスウィーティー、寺澤君持参の杏仁豆腐を頬張りながら緊張をほぐす。

でも「よく滑るように板にワックス塗っといたほうがいいよ」と差し出していただいたが「滑らないように滑り止めを塗りたいくらい‥」とつぶやいてしまう。

 しかしいざ滑り出してみると‥楽しい。さっきまでの緊張感はどこへやら、先週の御岳、先々週の栂池は何だったんだろう?雪で足をとられて、まったく思う方向に進まなかったのに。斜面の横幅も広く、快適なザラメ雪で、下手なりにも、滑りやすい。そして景色が素晴らしい。初めて滑りながら景色を楽しめた。目の前には日本海が大きく広がっている。日本海めざして滑り降りているようで、気分爽快。

  とはいっても腰はひけているのだが。デビューから三度目、ようやくいい雪に恵まれ、スキーが楽しくて楽しくてしかたがない。今ならわかる、川崎さんが「以前に山スキーに行った時、もったいない、もったいない、といいながら滑りおりた」と言ってはったのが。

 あまりに楽しくて、下りは本当にあっというま。川崎さんにカービングはその特徴を生かして弧を描くように滑らないと、と教えていただいていたのに、すっかり意識するのを忘れてひたすら楽しく、滑って行くがままに滑ってしまった。これだからうまくならないのだと反省するが遅し。

 樹林帯に入り、終わってしまう‥もっと滑りたい?という思いもむなしく林道にでてしまった。


 デポしてあった車で鉾立山荘にとめてある車を回収し、市村さんたちとお別れ。川崎さん、寺澤くん、大住さんの4人で道の駅で一泊し、翌31日朝、寺澤くんとも別れ、帰路につく。帰りはなんと13時間。秋田は遠かった。


 ともに山スキーデビューした大森さん、栂池は辛かったですが山スキーって楽しい!!ですよ。また来シーズン、いっしょに行きましょう!!!


 後日、市村さんたちから鳥海での写真をいただく。‥写真は正直だ。後ろのほうに、米粒くらいの大きさしか写っていなくてヤッケの色さえ判別できないような人影でも、その滑っている姿勢から一目で私だとわかる。

 美しく華麗に滑れるようになるのはいつの日のことだろう。