「雑誌の読み方」

さすが中島さん。私は大変驚きました。最初に書こうと思っていた題材が同じだったのです。金比羅の帰りに連載の意志確認をした時に、「何の本について書くのですか?」と聞かなくて良かったです。

1年ぐらい前から、本に関するエッセイか連載をしたいなと思っていました。理由は、引っ越しを期に本棚に雑然と並んだ技術書や紀行文、フィクションなどを眺めてみて、自分はどのようにして山の本と接してきたのだろう?他の人は?と疑問に思うことがあったからです。また最近は、各人がそれを公にしてみることで、若く情熱のある方たちのモチベーションや技術向上の一助でもなればと考えたからです。

で、1回目に書こうとしていた本が中島さんと同じ小西さんの「ロッククライミングの本」だったのです。だから別の機会に私なりの「ロッククライミングの本」についての記事は書きます。ところでこの本は絶版ではないですか?読みたい人は貸しますよ。ただし、必ず返すこと。

そろそろ、本題。

みなさんは、山の雑誌を読んでいますか?何処のページを読んでいますか?

海外の雑誌は何度か読んだ(眺めた?)ことがありますが、語学上のストレスが強く、長続きしませんでした。写真を見てるだけ。。。

よって海外の雑誌は省きます。

「最近の雑誌はおもしろくない」と耳にすることがあると思いますが、どうでしょうか?私は相当長い間、某2大誌とも購入していましたが2年ぐらい前に1誌の購入を止めました。確かに「おもしろくない」と感じました。冷静に考えてみると、一つは自分の方向性と合わなくなったと感じたため。もう一つは記事に対しての感動が薄れたためであると解釈しました。決して編集関係者の怠慢ではありません。昔は記事や特集を読みながら、あれこれこれからの山行を思いついたり、自分の知らない世界に憧れたりしていました。が、季節色の強いスポーツですから何年も読み続けていると繰り返しではないにしろ似た特集が組まれたりしてどうしても感動が薄れて来たのです。

だから、「おもしろくない」は相当長い期間雑誌を読み込んだ人たちが発する言葉であると思います。山を初めて間もない(間もないってどれくらいかは分かりませんが)のであれば、これからの山行や技術のために、毎月を楽しみにしている人も多いと思います。想像やモチベーションを膨らますためにも書かさず雑誌を買って読んでください。

次に、雑誌の効能について考えてみました。

◆目的
雑誌で大切なのは、最新の情報が得られるということです。地域情報、技術、季節などの情報が得られます。

◆効果
雑誌なんて立ち読み程度でも良いんじゃないと思うかも知れませんが、ある程度は読み返すことも必要だと思います。結構思いついた時に確認するために古い号を開いたりすることがあります。また記事、記録、写真を参考に想像を膨らませ山行計画立案やモチベーションアップにつながります。
◆マイナス要素
 特集ででた山域は結構渋滞するのではないかと、逆に避けてしまいます。
 読んだだけで登ったつもりになってしまいます。

山岳雑誌の大まかな構成としては大体以下の通りです。

特集 :季節要素が強い。
報告 :国内外の記録が発表される。
連載 :12ヶ月を通して組まれており、ルート紹介、技術コラムなどは参考になる。また自然や文化に関することも興味を引く。
広告 :多いのは仕方がないとあきらめている。

各雑誌の自分なりの読み方をご紹介してみます。なるべく批判的ないい方は避けたつもりですが、もし関係者の方が怒られましたらゴメンナサイ。

■山と渓谷  山と渓谷社発行 月刊誌
 自立した意志を持って山に興味を持ち始めた頃から2000年ぐらいまでは欠かさず購入してきました。
 が現在購読中止。ロクスノ買ってるんで勘弁して下さい。
 歩きや山スキーなどでは興味ある記事が出ていましたし、写真や道具の紹介など側面的な部分では充実していたと思います。

■岳人 中日新聞社発行 月刊誌
 10年以上前は興味のある特集が出たときのみだったが、それ以降は毎月購入。山渓はロクスノを発行することにより購読者を分けた気配があるが、岳人は幅が広くまた硬派な印象。
 年にもよりますが、結構気に入った連載やコラムがあります。98年版を見てみると、チャレンジアルパインクライミングの連載やセミナーと称した「フリークライミングしましょ:加藤康恵」「山のセルフレスキュー」など技術系コラムが「ため」になりました。

■ROCK&SNOW 山と渓谷発行 季刊誌
 今風の「岩と雪」なんだと思う。もし軟派だと思うのであれば時代のせいにしてしまおう。クライミングに関する情報は上記2誌よりも多い(当然か)。少し前から編集方針が変わり少し硬派になった。
最新の岩場(備中など)の発表も誌上で行われ参考になる。

■フリーファン JFA発行 雑誌ではないが是非
 JFAフリークライミング協会に入会すれば送ってくれます。
 インタビュー、岩場に関する諸問題、コンペなどフリークライミングに関する最新情報が得られ、また、終了点の使用方法など重要な技術情報が載る。テクニックは載らない(たぶん)。
 協会に3000円振り込めば1年分送ってくれる。
 3000円では十分な情報が得られると思う。岩場整備費用にも使われているのでフリークライミングをされる方であれば是非入会してください。

■RunOut UPRISING発行 現在音信不通
 長野の飯田に出張したときに行ったジムで最初に見つけ、定期購読を申し込みましたが引っ越し時に音信不通になってしまいました。
 内容はむちゃくちゃ熱い。私の行動レベルとはかなりかけ離れた方たちの編集や投稿であったりで、マネできないにしろモチベーションUPには相当効果がある。発行中ならもう一度読んでみたい。

■岩と雪 山と渓谷社 休刊中
 休刊中ですよね?それともロクスノとして復刊したことに?
世の中が変わって硬派になれば「岩と雪」として復活?休刊までの17冊程度。当時、そんな世界とは無縁だったため買う機会はほとんどなかった。記事、記録とも何度読み返しても熱くなれる。

■クライミングジャーナル 白山書房 休刊中ですか?廃刊?
 それこそ昔、紀伊国屋で見つけ、エロ本を買うような気持ちで買った。89/5と6の2回だけ。岩と向き合った初めての本。でも実際のクライミング開始は数年後。あの頃に始めておけばと悔やまれる。86/6号には岩峰の名前も出ている。

■Mt 山と渓谷社  別冊
 ファッション雑誌のところにあったりする。
 創刊号はクラックスで受けた取材?が載ったので買った。が、もう買わない。

■フリークライマー 瑛出版社 たまに出る?
 「クライミングが上手くなる本」の継続版のような形で出版?
 ルートの攻略が書いてあるので要注意。なんでってオンサイトにならへんやん(と10aクライマーが偉そうに言っても。。。)、またその攻略がクライミングであるような気がするのですが。
 自分の理解しているクライミングの精神と雑誌の内容が融合できず少し頭痛がする。後記には「崇高な精神を持ち、自分の技量でのみで高見を極めるクライミングが同時に持つ、子供のころの無邪気な遊び心。本誌ではその部分に重きを置き正しく、そして楽しく普及することを願っている。」と立派に書かれている。やっぱ頭痛するな〜。
あっ!でも、廻りでクライミングを知らない人に、「クライミングって何?」って聞かれたらこの本で説明したら便利かも知れません。
 他にテーピング方法など書かれていたりしてためになることもあるかもしれない。

■BE−PAL
 山の雑誌ですか?読んだことありません。

他に雑誌と称するものはあったかと思います。指向によって好む雑誌は異なると思いますが、とにかく、いろんな雑誌に触れてみて、今後のモチベーションアップにつなげて下さい。


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