07年春合宿縦走班の記録

報告 A立

コース
  5/3 室堂〜立山三山縦走〜雷鳥沢(テント泊)
  5/4 雷鳥沢〜室堂乗越〜カガミ谷乗越〜別山乗越〜剣沢(テント泊)
  5/5 剣沢〜別山乗越〜室堂

メンバー  A立(CL) T澤 K林 I村(SL) T岡

 今回の春合宿のテーマは「和」。これをなごみと読むかチームワークと考えるかによってその意味はかなり異なる。私は後者のチームワークと理解した。
 京都北山をハイキングする場合、チームワークを必要とされる場面はさほど多くないと思われる。しかし積雪期の北アルプスとなればチームワークはより重要性を増す。悪天候など困難に直面した場合、チームワークが悪いパーティはもろくも崩壊し最悪の結果をもたらす。
 チームワークの重要性を理解するとともに時々刻々と変化する雪面に対応する技術を習得することを目的として今回の合宿に参加した。
 縦走班のメンバーの実力からして、このコースは特に問題となる所もなく、安全にスピーディな行動がとれると考えていた。実際、雄山、大汝山の下りで強風にあおられ時間がかかったものの、コースすべてにわたって満足のできる行動がとれたと考えている。
 今回のコースで特に注意した所を以下にまとめる。
   1) 雄山、大汝山のミックス帯の下り
   2) 今回は晴天で問題なかったが視界が悪い場合、真砂の下りは迷いやすいと思われる
   3) 室堂乗越〜カガミ谷乗越の間のトラバース
   4) 様々な雪質、斜面に対するアイゼン、ピッケルの効果的な使い方の習得
   5) 危険地帯通過時には、その場所が危険であることを理解し、その情報をメンバーが共有する

以 上


 ここでチームワークとリーダシップ、メンバーシップについて述べてみたい。
チームワークは信頼し、信頼される人間関係から生まれる。仲間の安全を考え思いやる心、そして協調と連帯の精神が最も重要で、自己中心的な行動は慎まなければならない。
 お互いの欠点を知り、許しあって協力して行こうと意識的に努力することが重要と考える。
避けられない事故もあるが、もう少し注意していたなら避けられた事故も少なくない。チームワークはそんな事故を減らせるのではないかと考えている。
 リーダは仲間の生命を守るためあらゆる努力をはらう。そのために、的確に判断し指示を行う。メンバーはその指示に素直に従わなければならない。そこには信頼関係が必要となる。
 技術的な指導やアドバイスも同じで、信頼関係があってこそ言葉はメンバーの心に響くのである。
 メンバーは自主的に考え行動することで、リーダの細かい指示を受けなくとも行動できるよう努力する。ただ漫然とリーダについていく、あるいは指示に従うのではなく常にリーダから学ぶ姿勢、心構えが自分を成長させ、リーダへ一歩近づくことになる。
 すべての山行に向上心を持って取り組みステップアップを目指す。その結果としてより高度な、あるいは安全な登山を目指す。
これが岩峰の進む道と思うのだが

参考文献:高みへのステップ



【各メンバーから一言】

 今年はひさしぶりにGWの合宿山行が企画されたので、参加させていただきました。企画、推進していただいた皆様ありがとうございました。
 幸い天候にも恵まれて雪の立山連峰を満喫することが出来たし、大きなトラブルもなく予定のルートを歩けて本当によかったと思います。
一方、行動中はリーダーからの指摘事項も多々あり、普段個人山行では意識から外れがちな自らの行動をチェックするには良い機会でありました。
そして、剣沢で剱岳から降りてきた本峰隊の顔を見たときは、なかなか良い気持ちでした。
 日々の仕事や家庭に忙しくなり会員各自の嗜好も違っていて、合宿という大人数での計画はなかなか実現しづらい状況にあるようです。
しかしながら、会という組織で実現する山行は、個人山行では得られない別の発見、あるいは感動というものがあるなと再認識しました。
 今後ともリーダー会には、計画的かつ確実に季節毎の合宿を企画・実施していただきたいと望みます。また、自らも積極的に参加していきたいと思いました。
(I村)


 皆様のおかげで無事に予定ルートを歩ききることができました。個人山行ではあまり来ることを思いつかなかった山域に行くきっかけをいただき、その中で自分達の嗜好やレベルに合わせた独自のルート計画を立てさせてもらったのも楽しかったですし、行ってみると、剱・立山の雪景色はやはり素晴らしく、その美しい姿には改めて感動させてもらいました。また、日頃はなかなか一緒に山に行くこともない諸先輩方と行動を共にでき、いろんな話をできたのも合宿ならではの楽しみでしたし、色々とご指導頂いたのも有難かったです。
 改めて自分のレベルの低さに落ち込んだり、また、チームワークの大切さを実感したり。考えさせられることもいろいろあった合宿でした。今後の活動に活かしていこうと思います。
 お世話になった皆様、ありがとうございました。
(T澤)


 いつもとは違うメンバーが集まり、個人山行にはない緊張感や発見がありました。一部、予想していなかった厳しいルート状況や気象条件に見舞われたり、行動食計画の失敗やアイゼンが外れてしまうトラブル(かなり凹みました)など反省点の多い山行となりました。
 皆さんの協力を得ての事ではありますが、ペースは遅いもののバテずにほぼコースタイムで歩けてよかったと思っています。
特にA立さんにはペースの遅い私にずっとお付き合い頂き、アイゼンが外れた時にはご自身のアイゼンを調節し、貸して頂きました。ありがとうございました。今回の失敗・反省を今後に生かしていきたいと思います。
(K林)


 今回、合宿に参加させていただいたのは、アイゼンをはいて雪山を歩くこと、積雪期の基礎的なことをあらためて訓練できればという思いからでした。
 久しぶりに、実際に歩いてみると、自分は何が苦手か、どういう場所が怖いか、何が不足しているかといったことを再確認することができました。それから、山での自分のあり方といった、もっと大前提のことを考える時間を持つことができて、参加させていただいてよかったと思います。
 また、めざす目標や考え方は各人それぞれですが、ひとつのテントで、同じものを一緒に食べながら交わされる、いろいろな話を聞くことができ、貴重な時間を過ごせたと思います。
 皆さん、どうもありがとうございました。
(T岡)


【初日は立山縦走】
























【2日目は室堂乗越から奥大日方面】
























【奥大日の手前まで。その後剣沢集中地へ。】
























おわり